黄檗山 万福寺(まんぷくじ)は、
「日本にいながら中国の禅寺を歩くような体験ができる」――そんな独特の魅力をもつお寺です。
万福寺は、京都・宇治にある黄檗宗の大本山で、1661年に中国僧・隠元隆琦が開いた寺院。
本尊は釈迦如来。
伽藍・仏像・儀式・料理まで中国明朝様式を色濃く残し、日本では他に例のない独特の禅寺です。
1. 歴史(いつ、誰が、なぜ建てた?)
創建:寛文元年(1661年)
開山:隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師)
中国福建省・黄檗山萬福寺の住職
日本からの度重なる招請に応じて1654年に来日
徳川家綱の帰依を受け、宇治の地に寺地を与えられ創建
隠元禅師は仏教だけでなく、
インゲン豆・スイカ・レンコン・孟宗竹・木魚など多くの文化を日本へ伝えた人物としても知られています。
2. 宗派(どんな教え?)
宗派:黄檗宗(おうばくしゅう)
日本三禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の一つ
明朝の中国禅の影響が非常に強い
読経は中国語音(唐音)
太鼓や銅鑼を使う「梵唄(ぼんばい)」という節のある読経が特徴
3. 本尊(中心となる仏さま)
本尊:釈迦如来(しゃかにょらい)
大雄宝殿に安置
両脇侍は摩訶迦葉・阿難尊者
4. 所在地(アクセス)
所在地:京都府宇治市五ケ庄三番割34
JR奈良線「黄檗駅」、京阪宇治線「黄檗駅」から徒歩約5分
5. 見どころ・特色
① 中国明朝様式の伽藍建築
日本ではほぼ唯一の本格的中国式寺院。
特徴は以下の通り:
左右対称の伽藍配置
チーク材を使った建築(日本唯一)
卍くずしの勾欄
円窓
桃の実を彫った「桃戸」
アーチ状の「黄檗天井」
② 国宝の建造物群
天王殿・大雄宝殿・法堂が国宝
ほかにも多数の重要文化財
③ 天王殿の布袋(弥勒菩薩)像
中国仏師・范道生作
満面の笑みの「笑仏」として人気
④ 普茶料理(ふちゃりょうり)
隠元禅師が伝えた中国式精進料理
大皿を囲んで分け合うスタイル
見た目も美しく、栄養価が高い
⑤ 梵唄(ぼんばい)と中国語音の読経
太鼓・銅鑼を使うリズムのある読経
日本の寺院ではほぼ見られない音楽的法要
⑥ ほていまつり(毎月第2日曜)
天王殿の布袋尊を祀る縁日
6. まとめ(どんな人におすすめ?)
万福寺は――
中国文化に興味がある人
禅の歴史を深く知りたい人
建築好き・写真好きの人
静かで荘厳な空間を歩きたい人
新薬師寺は、奈良市にある奈良時代創建の古刹で、「薬師如来」と「十二神将」で特に有名なお寺です。国宝の本堂と迫力ある仏像群が見どころです。
山号:日輪山(にちりんざん)
宗派:華厳宗(けごんしゅう)
「秋篠山 西大寺」とは、奈良県奈良市にある 西大寺(さいだいじ) のことで、古くは山号を 秋篠山(あきしのさん) と呼びました。現在は 勝宝山(しょうほうざん) を山号としています。
所在地:奈良県
宗派:法相宗(ほっそうしゅう)の大本山
本尊:薬師三尊(やくしさんぞん)
中央:薬師如来
左右:日光菩薩・月光菩薩
所在地:奈良県奈良市西ノ京町457
世界遺産:「古都奈良の文化財」の構成資産の一つ
奈良を代表するお寺の一つで、中国(唐)から来日した高僧・鑑真和上(がんじんわじょう)が開いた寺院です。日本に正しい戒律(僧侶の守るべき規則)を伝えたお寺として知られています。
所在地:奈良県奈良市五